藤谷亮太/旅人

きっと、藤谷亮太を好きになる。

                                   〜藤谷亮太にとって‘人’とは何なのか〜

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旅人 藤谷亮太 22歳

「ふじっこ」の愛称で親しまれている。

旅好きの学生で彼の名を知らない者はいないだろう。講演会やイベントでは引っ張りだこの有名人である。

無一文で日本一周を成し遂げ、著書:「人を好きになる本〜無一文で日本一周〜」を自費出版する

昨年、「きゃりーぱみゅぱみゅに想いを届ける旅」と題し、世界一周も成し遂げた。

世界一周HP 】 【きゃりーぱみゅぱみゅダンス動画

純粋に楽しむ事、人気者になる事が彼の欲求である。その為に彼は人々に愛を配り続けるだろう。

今回はそんな彼にインタビューを行いました。

|彼はどんな風に人を見ているのだろうか

—「絶対的に人を見る事は心の豊かさをつけることの第一歩となるであろう。」

                          著書より一部抜粋

渡辺「絶対的に人を見るとは、どういう事なのでしょう。」

藤谷「例えば、優しい人2人に出会ったとするやん。その時に「この人はあれだけ優しくしてくれたのに、この人はあまり優しくしてくれなかった。」と感じたらどう思う?」

渡辺「んー、悲しい見方ではあると思います。だけど、絶対にそう思わないと自信を持って言える人は少ないと思います。」

藤谷「これって凄く悲しい見方だと思うんよ。純粋に優しいことをしてくれた人なのに、相対的に見た事によって目先の人の魅力を半減させてしまっていると思うんだよね。自分の中で相手への理想像というものを持つとこうなってしまう。これは一番人間関係が上手くいかないことの原因の一つだと思う。

ほんまに勿体ない事だと思うし、人生で完璧な人に出会ったとしたら、それ以上の幸せはないと思います。だから、すべての人に対して他の人と比べるのではなくて、その人なりの絶対的な魅力を見て行く必要はあるなと感じています。その場その場で、人を周りと比べないでその人の魅力、優しさを見る事が絶対的に人を見る事です。」

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—「フィルターをかけることは、人へのバリアーともなり得る。

フィルターを通さず純粋に人を見ることは、純粋に人を愛することに繋がるだろう」

                           著書より一部抜粋

渡辺「どうすれば人を見る時にフィルターを外す事が出来ると思いますか?」

藤谷「実は、僕もフィルターを通して見る人でした。でも、無一文で日本一周してみて色々感じたんよね。普通に生活していたら出会わないような人達とたくさん出会う事が出来たんよ。たまに電車で席が隣になった人と仲良くなったりしていたからさ、そこで今までは通行人としてしか見ていなかった人達もその人の素敵な人生を歩んでいるという当たり前な事を知りました。その人達にはその人達の素敵なバックグラウンドがあって、全員ほんまに魅力的やった。

その人の‘今’が形成されるまでの過程とかバックグラウンドとか、活動している理由とか一人一人あるんだなというのを体験として知った。だから肩書きやイメージ、固定概念で人と接するのではなく、全員に同じような可能性を持ち一人一人の心と、人格と向き合うことがフィルターの外し方だと思う。僕は体験することでその感覚は強くなると思う。人の心と触れ合う、形だけではなく、本質を見るってこと。」

渡辺「フィルターをかけないで見る事は、純粋に愛する事に繋がると書いてありましたが、愛とは何だと思いますか?」

藤谷「愛とは何か。凄いな(笑)」

一同笑い

藤谷「愛とは、心そのものだと思ってる。」

渡辺「と言いますと?」

藤谷「そもそも全ては愛で出来ていると思っているし、僕は性善説やから。なんかもう、全てのものに愛があるのが当たり前だと思っている。その中で妬みとか悲しみとかの負の状態が出てくるとは思うけど、すべては愛のある状態から始まっていると思っている。だから、フラットな状態が愛やと思うよ。」

渡辺「つまり、フラットな状態がベストであるという事でしょうか。」

藤谷「上がる事はあっても良いと思う。だってさ、僕は大親友にもその場その場で会った人にも愛を持って接するけど、その両者に同じ大きさの愛を持って接する事が出来るかと言ったら、それは出来ない。だから、上がる事はあるよな。」

ちなみにこの考えは恋愛には全く当てはまらない。普通の対人関係と恋愛の対人関係は別だそうだ。笑

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|彼の弱点と愛の配り方

「人との関係を大事にする」という絶対守るべきルールを彼は日本一周をする前に決めていた。

渡辺「嫌いという言葉は使わないようにしているのですね。」

藤谷「その言葉を使いたくない訳ではないんよ。誰か嫌いな人いたかなと思って、出てこなかったから、逆に嫌いな人出来て欲しいわ(笑)むしろ、どんな人の事が自分は嫌いなのかを知りたい。僕とは愛称良くないなと思う人はたくさんいるけどね、嫌いな人には現れて欲しい。これは僕の人生の弱点でもあるかもしれない。僕にとって負の要素の人が現れていないからな。それが現れた時にどういう対処をして良いのかが分からなくなると思うわ。接していかないといけない仕事の状態だとなおさら。」

渡辺「最近、Twitterで紹介されるのが好きじゃないと書いてありましたね。意外だなと思いながら見ていました。」

藤谷「と言うと?」

渡辺「連絡をくれた人には誰であろうとふじっこさんなら会ってくれる。そして愛を持って接すると思うんですね。」

藤谷「良い所見てるな。矛盾を感じたという事ね。それは世界一周して変わったことかどうかは分からんけど、通説でたまに‘友達が少ない人の方が一人一人のことを大切に出来る’と言われるやん。それは違うやろって思っていました。

例えば注げる愛の上限が100あったとして、友達が100人いる人はその人達に一の愛しか注げないけど、友達が2人しかいない人だったらそれぞれに50、50の愛を注ぐ事が出来る。だから、友達が少ない方が人に愛を持って接する事が出来る。けど、僕はこの考えに納得出来へんかった。そもそも誰がマックス100と決めたんだと言う話やし、僕ならみんなに50の愛を注ぐ。50×100で5000の愛を注げると思っていました。けど、葛藤は自分の中であって、限界はあるんじゃないかとは最近感じてきたわけです。時間的にも物理的にもマジで限界はあるなと。だから新しい出会いは特に望まなくなった。」

渡辺「確かにそうですね。」

藤谷「会いたい人にも会いたいし、やりたいこともやりたい。けど、時間がない事に最近気付いたんだよね。だから、ある程度絞っていかないといけないなとは思っています。今の時点でも好きな人達は凄いたくさんいるから、わざわざ新しい人達に会わなくてもええなとは思って、その投稿をした。」

渡辺「でわ、ふじっこさんにとっての‘人’とは何なのでしょうか。」

藤谷「生きる意味やな。」

渡辺「と言いますと?」

藤谷「なんか、全てのモチベーションも僕が何かを提供する事も全部人が関わっているんよ。もう空気みたいなものだね。人がおらん所では生きられへんから。」

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|ミーハーな旅人・藤谷亮太

一歩踏み出すにはミーハーな心が必要であると彼は語る。そんな彼に日本一周と世界一周で得たことの違いについて聞いてみた。

渡辺「自分が一番自信を持って扱えると思う道具は何ですか?」

藤谷「好奇心かな。やっぱさ、ミーハーって悪い言葉として使われるけど、人のこういう部分って凄く大事だと思うんよ。行動力が何かって言われると一歩踏み出す事が出来るかどうかやと言われているけど、さらに深いと思っている。そこの壁に何があるか、その一歩を踏み出すか踏み出さないかの差は何なのかというと好奇心やと思っている。ミーハーな人って色んな物に興味を示す人であって、物事に対する興味・想いが強いからこそ、一歩踏み出せる。その踏み出せるかどうかの差は好きの大きさだと思う。」

渡辺「ほう。」

藤谷「例えば、本出したい人ってたくさんおるやんか。僕はその本出したいというミーハーな心が人よりも強かったから動き出せたんよ。この言葉は、世界一周している時から使い始めたかな。ルートはある程度決めて行ったけど、8割くらいルートは変わった。それは出会った旅人とか現地の人に良い場所とか聞いていて、その魅力を体感してみたいと思ってルートを変えた。すぐに影響されちゃうからね。毎回新しい魅力的な場所に心が動かされていたわ。やりたいことが見つからないんじゃなくて、やりたい事があり過ぎて削らないと行けない状況だったからこれは幸せだなと思うわ。」

渡辺「日本一周と世界一周で得たものの違いって何かありますか?」

藤谷「日本一周に行く前の時は、周りから「お前マジかよ!噂のヒッチハイクか!」とか言われてました。イベントの集客とかはやっていたけど、講演会に呼ばれたりインタビューされたりする事は無かったんよ。周りにもそんな人がいなかったからね。けど、実際にそれをやり遂げて本まで出すと周りの目も変わるんよ。日本一周する時は自分も周りの人もまさか達成出来るとは思わなかったしね。

だから、失敗しても良いやという気分でいました。命は無くならないし、失敗も経験だからね。ほんまに多くの人の愛に触れたし、自分の人生の中での当たり前が変わったわ。初めてこんなぶっとんだことをして良いんや、自分の好きなことしても良いんだと感じた。一方で世界一周の時は「まぁ、ふじっこなら世界一周出来るやろ」ってみんな言ってくれました。全てが肯定な目線になった。

けど、世界一周の時はそういった価値観の変化は無かったんだよね。日本一周では凄く変わったし、本も出せたしね。まぁ、緊張も不安も無くて、カラオケ行くくらいの感覚で、お金と時間の贅沢な遊びのつもりだった(笑)好きな事をとことん突き通しても良いんだなと思った。本当に自由で、好きな所に好きな場所へ貫き通したから。人生もこういう風に旅するように生きたいなと思った。」

渡辺「なるほど。」

藤谷「唯一、世界一周して変わった事は、自分って生かされているんだなって本当に感じたことかな。だからさ、たとえ本当に人気者になれたとしても、それは空虚なことだなあって。生かされているってことは、見えない僕の為に動いてくれた人がたくさんいるからじゃないですか。そんな良くしてもらっているんだから、見えない人達のため、今いる周りの人達の為にどうにかしてあげたいと思って生きる事はある意味、義務だとも思っている。

そうして生かされている事が本当に良く分かったから、僕もそうする必要があるなと感じたし。何かしら人に良い影響を与えられるようになりたいなと思った。ただ人気者になるんじゃなくて、その過程として人に良い影響を与えられる人にもなりたいなと思うし、そっちの方が素敵やなとも思っている。

与えながらそれがかなり良い事になって、サービスになって、それで人気者になれたら僕は一番良いと思っている。だから、人気者になることが一番の目的では無くなった。自分の欲求を満たすと言う所は変わらないけど、その欲求が人気者から人に良い影響を与えることに変わった。海外を回って、生かされているとかんじたから、体感ベースでその欲求が変わったかな。きれいごとかもしれないけど、体感ベースでそれは感じた。まさか自分がそんな臭い事を言うようになるとはほんまに思わなかったわ(笑)」

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旅好きの有美さんも彼にこんな質問を投げかけた

野中「世界一周から帰ってきて、人に良い影響を与えられるようになりたいと思うようになったのが素敵だなって思いました。どういう感じで良い影響を与えたいのかを具体的ではなくて、この観点だけは欠かせない部分を教えて欲しいです。」

藤谷「二個あって。まず、生き方って2タイプあると思うんよ。一つは五年後、十年後を逆算して生きて行くタイプ、もう一つは僕みたいに先の事は考えずとにかく目先の事を本気でやっていくタイプ。確かに日本を変えて行けるレベル人達は、逆算をしていく必要があると思う。けど、みんながそうなりたいと思ってもなれるわけでもないし、そう生きたくない人もおるやんか。それで苦しんでいる人もいると思うんよ。幸せになることが目標なのに、前者を追いかけるあまりに不幸になるなんて悲し過ぎるやん。」

野中「確かに。」

藤谷「後者の生き方をして、結果を残して良い意味で人から羨まれる人生にしたいとも思っている。人生は楽しむために生まれて来たのは共通していることだと思うんよ。だから、楽しい時間とかはある必要があるから、僕はそれを与えられる人になりたいと思った。だから、旅行会社を選んだし、僕はそういうタイプの生き方しか出来ない。人が幸せになれる時間を与えられる人にはなりたいなと思っている。それしか出来んから。

単純に好きな事を好きって言えるような、そういう世の中が素敵だと思う。特に日本は良い事だと思うけど、人を傷つけない事が大切で社交辞令が多いからもっと欲求を解放しよう!これを口に出す事が日本をもっと活性化させるきっかけになると信じている。」

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|ふじっこのこれから

渡辺「これからは人生でどんな旅をしていきたいですか?」

藤谷「目標が今やと思っているから、その目標に向かってひたすら信じて進んで行きたいなと思う。今まで逆算して生きていたけど、一年前の自分が一年後の自分を想像できていたかと言うと、1%も予想できていなかったんよ。10年後を考えられた方がベストだと思うけど、無理だった。諦めて考えないようにした。

今、目先にあることを本気で頑張るかってなっただけ。世界一周を通して、自分の欲望に従って生きても良いんだなって思った。逆算は出来なかったから、本気でやると出会える人とも出会えるから。旅するように生きたい。自分の好奇心を満たして生きたいという自分の生き方の軸が出来ました。

だからこそ、逆に努力は増えた。チャンスがあるのに能力不足で掴めなかったのは悲しいから、色々頑張るようになったわ。好きな事に好きに向かっていけば良いと思うわ。好きを人生を追求する人生を送りたいな。」

渡辺「素敵ですね。」

藤谷「常に好奇心を満たせる能力と環境を満たせる能力を持っている人にはなりたい。自由に生きたいからね。どうありたいかは常に考えるようになったな。Doよりbeって感じで。」

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【文:渡辺悠太 写真:野中有美】

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